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ムードメーカーがゲームメーク

巨人8-2ヤクルト(東京ドーム・練習試合) 2020.06.07

 

中断期間中のSNSで、元木ヘッドのお気に入り具合が伺えた、マリモこと田口と踊れる若手の湯浅が活躍した試合だった。

 

https://youtu.be/ok5zKSVNNkA


https://youtu.be/U8DkWySqSWs

 

紅白戦の時の田口は、ストレートは良かったもののスライダーがイマイチに見えた。

この試合では、嶋を三振に取ったときのスライダーは良かったが、全体的にまだ本来のキレではないように思える。

 

ただそれを補うようにストレートの球威が良い感じで、終始140kmオーバーの球速で内外に投げ分けてうまく組み立てていた。

昨シーズンリリーフの時にはフォークも投げていたが、この試合では1球も見せなかった。使った方が投球の幅が広がると思うけど、先発していた時に使っていたストレート、スライダー、カーブの精度とコンビネーションに磨きをかけているのかもしれない。

 

良い結果ばかりだったという訳でもなく、この試合で因縁となるような存在が現れた。

渡邉大樹、ヤクルトの高卒5年目の外野手で、昨年代打でプロ初安打となるホームランを放った選手なのだが、その相手が田口だったりする。

でこの試合、何でも渡邉の誕生日だったらしいのだが、好投を続けていた田口から右方向へホームランを打っちゃうわけで。渡邉からしたら田口は何とも縁起の良い相手となった。

 

打の方の主役湯浅は、尚輝の代わりに増田大輝が1番に入り、その増田の代わりに2番ショートでスタメン出場。原監督が前日に左対策と銘打って組んだオーダーらしいが、レフトが石川でなく亀井だったので、その割には中途半端だなとは思った。

 

湯浅はこの試合猛打賞を達成し、内一本はレフトスタンドの上段へ放り込む3ランホームラン。左腕高橋圭二のクロスファイアーを綺麗に回転してジャストミートした一発だった。

湯浅はドラフト8位で入団した高卒3年目の選手で、去年までは全く脚光を浴びていなかった。私的には敏捷性がある選手だとは思っていて、広島が好きそうなタイプだったので、丸の人的補償で持っていかれるのでは、と密かに心配していた時期もあった。

 

まぁしかし今年のオープン戦から、ハマるとこんなに飛ばす選手だとは予想外。小柄な体格なので、インパクトの際の力の伝え方やタイミングが良いんだと思う。

加えて1打席目のように粘って四球を取れるし、オープン戦の時はキッチリ右打ちもしていて、とてもドラ8とは思えないポテンシャルを見せつけてくれる。

 

ただ守備の拙さがこの試合では露見した。

4回、ショートの湯浅が雄平の打球を処理する際、捕球した後に無駄にステップをバタバタと踏んで送球が遅れ、内野安打を献上してしまった。

内野安打にこそなっていないが、これ以外にも同様のプレーがあり、現状でショートを任せるには不安がある。足は速いし捕球もスローイングも悪くないのに、捕球からスローイングの移行処理に難がある、何とも惜しい具合だ。

セカンド・サードをやる分には大丈夫だろうから、尚輝と左右で使い分けるのが妥当な気がする。

 

以下この試合のその他出来事をざっくりと。

 

9番でサード北村スタメン出場、爪痕残せず。

 

今日も7番のパーラ、ヒット放つも落ちる球が苦手な兆候。

 

丸、バックスクリーンに久々の一発。

 

ナカジ、ライトポール際にホームラン。好調維持。

 

炭谷、2本の2塁打で正捕手争い激化。

 

陽が途中からファースト守備に入り、3-6-3のダブルプレーを華麗に決める。

 

以上。

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