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菅野今季初完封

巨人5-0中日(東京ドーム)2020.07.03

 

やはり菅野がエース。9回122球1被安打3四死球11奪三振無失点。前日の桜井の力投に触発されるように本領を発揮した菅野。相手のエース大野とのまさに投げ合いの試合を制した。

 

前回登板と比べると内角を匠に使い、コースの投げ分けで中日打線を翻弄していた。菅野の意向なのか大城の意向なのか分からないが、かわすピッチングから攻めるピッチングに変わったように見え、そのせいか珍しく死球を与える場面もあった。

フォークの精度がイマイチのは前回登板と変わらなかったが、右の強打者が多い中日打線だったので、得意のスライダーとシュートで上手く主導権を握れたのだと思う。中日が大島、京田、周平を上位打線に並べて待球策を取っていたら違った結果だったかもしれない。

 

対する大野は球威のあるストレートを軸にパワフルなピッチングで、スプリット並に落差のあるツーシームと左打者への逃げてくスライダーで、6者連続三振を含め三振の山を築いた。

しかし6回、坂本が低めのボール球を払うように打ち抜いた打球がレフトスタンドぎりぎりに着弾。技ありのホームランで巨人が先制点を上げる。

それでもたった1点差なので試合の行方はまだ分からなかったが、7回裏二死2塁の場面で、平凡な内野フライを京田とビシエドが交錯して落球、予期せぬ形で追加点が入る。緊迫した投手戦が水を差さされ、流れが巨人に傾いた場面だった。

 

8回裏、球数が嵩んだ大野はマウンドをリリーフに託すも、ヒットと四球で一死満塁の場面となる。打席には代打で登場の北村。

インコースの対応が怪しい北村ではあったが、フルカウントまで持ち越し、マウンドの左腕橋本が投じた7球目、低めの直球を迷わず振り抜いてフェンス直撃弾を放つ。結果走者一掃の3点タイムリーで0-5、試合を完全に決めた。

北村の2軍での勝負強さが1軍でも発揮されはじめている。プロ初ホームランが出ればまた一皮剥けそうな気がするので待ち望まれる。

 

以下この試合のその他出来事をざっくりと。

 

パーラ、チャンスの場面で代打を送られる。前2打席が見逃し三振だったためか。

 

中島、四球2つ稼いでチーム内四球王に立つ。打席数考えたら結構な選球眼かも。

 

亀井、前日の死球途中交代も抹消なし。軽症の模様。良かった。

 

中日平田、9回先頭打者の場面で代打を送られる。調子が悪いとはいえどうなんだろう。

 

 

以上。

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