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野球が見れる喜びを

巨人3-2阪神 (東京ドーム) 2020.06.19

 

菅野・西の好カードで開幕。期待を裏切らない投手戦で見応えがあり、やっと真剣勝負の野球が味わえる興奮と喜び、ありがとうございますm(_ _)m

 

序盤は、菅野のストレートとスライダー、西のシュートとチェンジアップの投げ合いだった。

西は若干制球が怪しいところがあったけど、抜け球が尽く良いところに決まってノーヒットで一巡目を抑える。

 

ただそれ以上に菅野が抜群の出来だった。特にスライダーがヤバくて、右には外スラ、左には食い込むバックフットスライダー、さらに150kmオーバーのキレキレストレート。

しかし先に変な形で点を取られるのが菅野である。

3回、打席に立った西が初球の低めストレートを狙いすましたようにフルスイング。打球がもの凄い勢いで飛んでいき、レフトポール上部へブチ当てる。開幕初失点はまさかのピッチャー西のホームランとなってしまった。なんじゃそりゃと笑うしかなかった。

 

だが西の活躍はこれで終わりじゃなかった。5回、ランナーが2塁のチャンスで打席が回ってくる。前の回で同点に追いついてもらっていたので、菅野も今度は慎重になり、外から入って変化球でカウントを作る。ところが西はその際どい組み立てを物ともせず、4球目の外スラを引っ張って、ショートの頭上を破るタイムリーを鮮やかに放って1-2。何これ阪神で1番良いバッターじゃん。

 

投げる方での西は、4回以降は徐々に制球の乱れが顕著になってきていた。

去年も6回くらいで失点してるイメージがあり、この試合でもその兆候は見られた。

6回、先頭の岡本に2球続けてシュートを放るも、2球とも真ん中付近にいってしまう。しかし岡本がこの好球を仕留め損ない、西を助ける形にしてしまった。

 

亀井倒れて次の右打者中島に対しては、今までと一変して外中心の配球へとシフト。岡本への2球でシュートがもう危ないと踏んだのだろう。けど絶好調中島にとったら、コースが絞られていれば好機到来、軽々とヒットを放って出塁を果たす。

仮に阪神が例年通り盤石の方程式を準備していたら、ターニングポイントはここになっていたと思う。継投に入る前、西を打ち崩す最後のチャンス。結果はしかし、左のパーラが西のチェンジアップにあえなく空振り三振。去年であればこの後はジョンソン、ドリス、藤川で逃げ切られていたかもしれない。

 

1-2のまま7回裏を迎える。阪神は西から左の岩崎に代えて継投に入る。巨人は8番の小林からだったので、こちらも代打石川を送り込む。

岩崎はしかしピリッとせず、特に変化球の制球がイマイチ。ストレート頼みとなった岩崎を石川はきっちり捉えてライト前へ。1点を追う状況でノーアウトから出塁する理想的展開。ピッチャー菅野の打順で2人目の代打として1軍初出場となる湯浅を起用。セオリー通り送りバントで代走ランナー増田を得点圏へ進塁させる。

 

打順が1番に帰って吉川尚輝の4打席目。これまで西のチェンジアップに苦戦していたので、左の岩崎との対戦は尚輝には救いだったかもしれない。その4球目、岩崎からしたらよく投げたと思えるインコース低めへのストレートを、尚輝が腕を畳んでインパクト。当たった瞬間は詰まったように見え、ライトフライかなと思ったら、打球は予想の上を行く速さと高さでスタンドへ。今季チーム初本塁打は勝利に導く逆転ツーランホームランとなった。こんなの見たら、今シーズン1番は尚輝固定でお願いしたい。

 

その後岩崎を畳み掛ける事ができず、3-2の逆転止まりで8回を迎える。ビハインドのままであれば宮國あたりが出てきて点差が広がる予感までしていたが、この展開であれば満を持して中川・デラロサのリレーに委ねられる。今季は最初から後が決まってる喜びがある。

一発も許されない場面を、2人は期待通りピンチも作らず片付けて逃げ切り。球団6000勝を痺れる逆転劇で飾った。

 

待ちに待ったプロ野球は、終始手に汗握る展開で釘付けにし、その緊張からの開放で少しの疲労感とともに心地よく勝利の余韻に浸らせてくれた。野球最高。

明日は阪神戦に強い田口が登板。連勝に期待。

 

以下この試合のその他出来事をざっくりと。

 

坂本、復帰でいきなりスタメン出場。ヒット一本放つ。

 

今季チーム初安打は亀井の2塁打。38歳になるベテランは今年も頼れる存在。

 

ナカジは好調維持の2安打1打点。好調じゃなくてようやく本領発揮したと見るべきか。

 

パーラ、来日初安打は執念のリクエスト内野安打。オッサン部隊全員安打達成。

 

9回に5ー6ー3の珍しいゲッツーが発生。坂本がかなりセンター寄りに位置してたため実現。

 

 

以上。

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