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【神0-1巨】走塁で投手戦を制す【甲子園】

これぞ投手戦というような緊迫した中、わずかなチャンスを走塁でものにしてウノゼロ勝利。野球は駒を進めるゲームだなと思わせる試合でした。

・ガルシアと桜井の投手戦
・1塁分の差
・岡本にバント
・坂本が坂本に刺される
・ゴロゴーとギャンブルスタート
・マシソン途中交代、大丈夫?

投手戦だと書く事がそんなにないのですが、こちらの先発桜井は前回の雪辱を果たすべく、今回は小林とバッテリーを組んで挑みました。
今回はストレートにも力が入っていたようで、変化球との組み合わせで的を絞らせない持ち味を存分に発揮し、7回を無失点で投げきりました。

対するガルシアも、打者の左右関係なくアウトコースへの投球を軸に、時折インサイドに投げ込む投球で、7回まで無失点を続けます。
先日の今永対策のようなものがあれば良かったのですが、ガルシアには何も用意してなかったんですかね?

8回を向かえて未だに両者無得点。先に点を取った方が勝者となるような状況となりました。
8回表でもガルシアが続投します。こうなると1本のホームランか、ランナーを1つでも先に進めて攻略をしていきたいところです。

ここで先頭のビヤヌエバが価千金のホームラン、とまではいきませんでしたが、ツーベースヒットを放ち、ノーアウトランナー2塁のチャンスが生まれます。
2塁ランナーを昨日のヒーロー増田に代えて、打席には小林が入ります。
代打策をうてたかもしれませんが、この時点でベンチに炭谷しかキャッチャーがいなかった都合もあって、小林で何とかするのが最善な状況でした。
ワンアウト3塁の状況を作るべく、小林がきっちりバントを決めてチャンスを広げます。

次の桜井の打順で代打中島が送られます。
犠牲フライやスクイズなど得点パターンが色々とある状況でした。
中島は初球を振り抜き、強い打球が前進守備のショート木浪の元へ。体の脇で何とか捕球するものの体勢が崩れていたためホームへは投げれずファースト送球でツーアウト。3塁ランナーの増田はゴロの瞬間にスタートを切ってたため悠々セーフとなり、走打連携でようやくガルシアから1点をもぎ取りました。

8回裏、ピッチャーを中川に代えて臨みますが、こちらも先頭の上本がヒットを放ちノーアウトのランナーを許します。
しかしランナーは1塁止まりのため、続く近本が初球送りバントでワンアウト2塁の状況を作ります。ウチと比較すると1手多い形ですね。
こうなると後は打者頼みとなりますが、糸原糸井を中川が抑えてこの回も無失点で終えます。

比べてみると、ビヤヌエバのヒットがツーベースだったというのが大きなポイントでした。阪神も近本がツーベースだったら、あるいは出塁後に盗塁を決めていたらホームまで届いたかもしれません。まぁ小林相手に走るのは難しいというのもあったでしょうけど。

9回表はガルシアから小野にピッチャーが代わりますが、コントロールが定まらず坂本・丸に連続四球でノーアウト1・2塁の情況を労せず手に入れます。投手が変わると展開がこんなに変わるものなのだなと思わせました。
打席には4番岡本。ここで自身プロ初となる送りバントを1発で決め、ワンアウト2・3塁とランナーを進めます。これぞ原野球と言ったところなんでしょうか。相手投手がまだガルシアならアリですが、私としてはコントロールが定まってない投手相手なので打たせて良かったと思います。

大城の代走出場していた立岡に、代打亀井を送り込みます。阪神サイドも左の島本にスイッチ。
ファールとボールを交互に重ねてツーツーの平行カウントになります。
6球目、ここでキャッチャー坂本(神)がスライダーを外に要求して外させ、前のめりになっていた3塁ランナー坂本(巨)を牽制で刺してタッチアウト。ツーアウトランナー2塁となって状況が一変します。

恐らく前の回同様、ホーム強硬突入の指示が出ていたがためのアウトだったのだと思います。
調べたところ強硬策の種類としては、スクイズ、ギャンブルスタート、ゴロゴーと三段階あるようです。
スクイズは投手が投げた瞬間にスタート、ギャンブルスタートは打者がバットに当てた瞬間にスタート(打球音とともに走り出すイメージ?)、ゴロゴーは打球が内野の地面に落ちたのを確認してスタート、という違いのようです。

結果からして、坂本(巨)にはギャンブルスタートの指示が出ていたのだと思います。そこを坂本(神)が見透かしてわざと外させて送球アウトと、見事な頭脳プレーです。映像を見ると送球に移行しやすいよう若干腰を浮かせて捕球していたので、坂本(神)からしたらしてやったりといった感じでしょう。
顧みると、前の回は中島が初球を打っていたので、警戒される前に決める事が出来たのが幸いしてたかもしれないです。

そして亀井の打席の続きはというと、結局センター前にヒットを打ちますが、2塁ランナーの丸が本塁で刺されてアウト。結果無得点でこの回を終えます。2匹目のどじょうを狙わずに普通に打たせてたらなと思ってやまないです。

最終回のマウンドにはマシソンが上がりますが、今日もスライダーのコントロール安定せず、中々苦しいピッチングを見せます。それと昨日も見てて思いましたがスプリットを全然使わないのは何か理由があるんですかね?
それでも大山、マルテと抑えてツーアウトとし、あと一人の場面まで持ってきます。
しかしここで何とピッチャー交代。田口が告げられ左打席の高山と対峙します。
状況的にあらかじめ田口は準備していたのでしょうが、逆にこれはマシソンは何らかの不安材料を抱えている事を意味していると思います。超心配。

田口は不運なヒットでランナーを出すものの、代打原口を抑えてゲームセット。カード勝ち越しを決めました。

桜井がパ・リーグ専門じゃない事が証明された試合となり一安心です。後半戦も期待できます。
それで言ったらガルシアも新たな驚異としてマークしておかなければならない存在ですね。
そしてこの2試合梅野に代わってマスクを被っている坂本(神)が好守に渡って目立っています。阪神は投手に加えて捕手も育成が上手いですね。その幾分を野手に振り分けたらどうかとも思いますが。
次は前半戦最後の試合、綺麗に勝って何の不安もなくオールスターを迎えたいですね。
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