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【広5-0巨】宮國vs野間【マツダスタジアム】

143分の1を負け試合で消化しました。
見所は色々あったと思いますが、個人的に1番はタイトルの宮國vs野間の場面です。

そこまでは両エースの投げ合いで、菅野がよくやる小兵にソロを打たれるパターンでビハインドとなり、0-1で8回裏まで試合は進みます。

前の回で菅野に代打阿部が出されたため、ここで大江が1軍初のマウンドに上がります。が、球場の雰囲気にのまれたのか、持ち味の投げっぷりの良さを感じられませんでした。

ヒット、送りバント、進塁打でツーアウト3塁という状況になり、バッター鈴木誠也を向かえます。
ここで原監督が自らマウンドに向かい、申告敬遠する事で話をまとめ、バッターが松山の所で右のバティスタが代打で登場です。
ピッチャーを右の宮國にスイッチしますが、キャッチャー小林はまともに勝負する気配を見せず四球。
結果ツーアウト満塁で野間を向かえ、タイトルの構図に至ったわけです。

私は原監督の狙いは松山を下げさせる事と、代打の切り札を早く使わせる事にあったのでは、と思いました。
後者の理由は明白で、延長戦を見越して早めにカードを切らせたかったのでしょう。
前者の理由は、ほぼ勘ですが、松山以外のファーストを誰でいくのか、確認しておきたかったのではと思いました。

昨年までは新井がいましたが、カープに詳しくないので断言はできませんが、今はちゃんとファーストを守れる人が他にいないのではないでしょうか?
事実9回はバティスタがそのままファーストを守りましたが、かなり怪しい守備です。

松山はフル出場が難しい選手だし、無理をさせて怪我でもしたら、今度は5番打者が不在になるか、バティスタをフルでファースト起用しなければなりません。ここは今年のカープのアキレス腱になりそうな気がしました。

話は宮國vs野間に戻りますが、もし宮國が討ち取っていたら、0-1の状況で9回表となり、カープのファーストは恐らく守備型の選手に代わり、カープ打線はかなり攻撃力が下がっていたでしょう。
そこから同点に追いつけていたら、(ウチのリリーフ事情は置いといて)有利な状況ができていたかもしれません。
そのためあのセカンドゴロが悔やまれます。

反面、納得のいかない起用もありました。
8回表0-1で先頭打者菅野の代打が阿部だった部分です。
仮に阿部がヒットや四球で出塁したら確実に代走が送られるでしょう。さらに投手に代打なので、次の回で一人野手を下げなきゃいけず、かなり出費が多いです。
代打には足が遅くない大城にして、代走は考慮せず、次の回は小林に代えて投手を送った方が合理的だったと思います。

丸4三振に関しては、あまり悲観的にはなっていません。私の見立てではこの選手は感覚的に打つ天才型ではなく、研究熱心な努力型のバッターだと思っています。
昨年今村と初対戦した際には左投手のシュートに苦戦していた印象ですが、次の試合以降の対戦では普通に対応していました。きっと試合後に配球の復習やイメージトレーニングを積んだのでしょう。

なので、初見の投手には脆さがあるのも事実だと思います。オープン戦を振り返ると、パ・リーグとメジャーの投手からはヒットをそんなに打てていませんでした。
この試合の相手も、初めて敵となるカープのピッチャーですから、この3連戦では活躍は難しいかもしれません。

試合は負けましたが、やはり公式戦は緊張感が段違いにあって面白いです。
去年の二の舞にならないよう、明日は勝って早いところ苦手意識を払拭して欲しいです。

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