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エース完封と4番の一発

巨人1-0阪神(東京ドーム)2020.08.19

 

阪神先発は高橋遥人。2週間前の対戦では、あのピッチャー増田登板の要因になる見事なピッチングで巨人打線を封じ込めた。

対する菅野も2週間ぶりに阪神と対戦。その時は勝利投手となっているが、6回にサンズに決めにいったスライダーをスタンドインされているので、投手戦が予想される手前警戒すべき相手となる。菅野は中5日での登板なので、どこまで投げれるかも注目だった。

 

高橋に対して、巨人は左を3人入れるオーダーで立ち向かった。といっても3人とも理由があって、不動のセンター丸に、菅野の女房役の大城、ライト守備が出来そうな松原といった配役なので、積極的に左を織り交ぜてきたかというと懐疑的。陽や小林がいたら右で固めたんじゃないかと思う。あとセカンド吉川大幾のチョイスが意外だった。最近の流れなら北村だろうけど、どんな思惑があっての大幾起用なのだろうか。

 

ライトに関しては石川という選択肢もあっただろうけど、前の試合でやらかしているので控えにまわっていた模様。抜擢された松原は、第1第2打席は粘ろうとするも空振り三振。第3打席で慣れたのか、センター前へチーム2本目となるヒットを放った。

打席での姿勢はこれで良いと思うのだけれど、三振の仕方が不格好なのと、盗塁が望まれるケースで走れなかった事には不満が残る。守備ではエラーがなく守備範囲も広めだったけど、捕球の仕方が危なっかしくて安心はできない。神宮で青木のセンターライナーを2塁打にした試合から変わってない印象だ。1軍の試合に出続ける中で成長してくれると理想なのだけれど、そううまくいくだろうかと期待と不安が。

 

チーム2本のヒットのうち、もう1本が4番岡本の一打。第2打席で高橋遥人の浮いたツーシームを逃さず捉え、左中間スタンドへ放り込む。先制と決勝点となる価千金の一本は流石4番で、良いところでしか打たない。それでもホームランダービー独走の17本目なので、現在長打率が.610と高い事からも、今年は長打狙いを心掛けての結果なのかもしれない。

 

巨人先発菅野は中5日とは思わせない、いつも通りの快調なピッチングを見せてくれた。この試合では1発が勝敗を左右する展開だったけれど、果敢にインコースを攻めてゾーンを広く使い、阪神打線を散発3安打に抑え込んだ。

四球も最終回にサンズに与えた1つのみで、ほとんどランナーがいない状況の安心したピッチングに終始し見事な完封勝利。打線が結局高橋遥人を攻略できていなかったので、こちらの先発が菅野でなければ落としていた試合だ。流石エース。

 

中でも対サンズには神経を使っていたように見えた。第1第2打席はスライダーを見せ球に使って、内外の投げ分けで抑え込み、ランナーを2塁においた第3打席では、球速遅めのスライダーで打ち損じさせて仕留めたように見えた。

第4打席は初級の渾身のスライダーで空振りが取れたため、その球がどこまで通じるかを試すように連投したら2球目と3球目は振らずにカウントが悪化し、立て直そうとしたらボールが外れて四球、といった具合だと思う。

様子から、菅野にはサンズを得意のスライダーで打ち取りたい気持ちがあるように思える。今後もこの対決を楽しみに見守っていきたい。

 

エースの完封と4番の一発という字面的には綺麗な形でカード初戦を奪った。

ただ復活したと思われた打線がまた下降線を辿っているので、パーラ不在の今またテコ入れが必要だと思う。そろそろ坂丸を戻した方が良いんじゃなかろうか?

菅野はこの試合完璧だったけれど、中5日での登板だったので、疲労を残さず来週の登板を問題なくこなせるかで真価が問われると思う。

とにかく1勝。中日との負け越しを引きずらずに良かった。

 

 

以上。

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