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(カープの)打線解凍リリーフ温存

巨人2-9広島(東京ドーム)2020.08.02

前日とは反対の試合内容で敗戦。リリーフを浪費していたカープにとっては願ったり叶ったりだったのではなかろうか。巨人にとっても広島打線を温めて2位ヤクルトに受け渡すので、そう悪い事ばかりでもないはず。ポジティブシンキングって大切。

先発は桜井と遠藤。6月25日(5-5)に対戦していて、約1ヶ月ぶりの顔合わせとなった。前回は遠藤の方が球数をかけすぎていたために桜井より早く降板したけれど、内容としては五分といった感じだった。

今回は内容も結果も違いがハッキリしていた。
桜井は先週の登板から引き続き冴えない出だし。ただ今回は徐々にペースを掴みだすという事もなく、ボールは高く浮くわ逆球は多いわで3回で早々と降板となった。
受けるキャッチャーが大城という影響があったのかもしれないけど、制球の酷さが収まる気配がなかったので桜井自身が負う所が大きいだろう。困った時の頼みのカーブも、坂倉に2打席連続で長打を打たれて救いようがない感じだった。

試合後に桜井の降格が発表れたが妥当なところ。7月2日のナイスピッチング以降、徐々に調子を落としている感じだったので、連投の疲れが抜けていないのだろうと思う。戸郷より先にリタイアするのが情ないところだけど、今年は総力戦なのでキッチリ調整し直してまた戦力として戻ってきてほしい。

対して広島遠藤は序盤からペースを掴む事に成功。徐々にチェンジアップの精度を上げていき、ストレートでフライを打たせ、チェンジアップで空振りとゴロを量産する投球で巨人打線が抑えられ、結局2失点のみの無四球完投を許してしまった。
コントロールが良いピッチャーという訳でもないので、待球策をとるとかカットして粘るとかすれば活路を見出せたかもしれない。

そんな遠藤に対してほとんど何もできなかった打線の方は、1番にパーラを置く打順を組んできた。パーラが、というより、亀井を休ませるのが第一で、その代わり誰にするかなぁで、パーラ試してみるかってなったんだろうと思う。
これが大ハズレで、途中出場して9番に入った松原が貴重な出塁を2回も果たすのだけれど、続くパーラが2回とも凡退に終わる始末。

改めてパーラの成績を見てみたら、出塁率が.347で悪くないんだけど、打率が.305というのを考えたら微妙な数値。で四球を見てみたら、100打席近く立っているのに6個しか取れてないのね。なので打てる球をどんどん打ちに行くタイプで、成績的には広島のピレラに近い模様。彼も始めは1番を任されていたけれど、いつからか諦められているので、パーラもフィットしない公算が大きいだろう。

亀井の代役探しが暗礁に乗り上げそうだけれど、そろそろ尚輝を1番に戻す頃合いじゃないかなぁ。あるいはこの試合2安打した松原に次の白羽の矢を立てるのかな。

最後に3失点してしまった田中豊樹について触れておきたい。ここのところ良い結果を出せていないけれど、ファームの時と比べて投げ急いでいるような印象を受ける。全体的にコントロールが荒れているけど、特にフォークの制球が酷い。1軍に来てまだ1球もまともに投げられてないんじゃないかな。
2軍の時のような落ち着きを見せられるようになれば、もっと良いパフォーマンスを発揮できるはず。こんなもんじゃないっていうのを多くの人に見せつけてほしい。

以下この試合のその他出来事をざっくりと。

大江、今季最長2.2イニングを任される。完全に便利屋扱い。

高木、久々の登板。暴投や四球出すあたり本調子じゃないのかも。

パーラ、ベアハンドキャッチでファーストゴロを狙う。なお狙われたのは長野の模様。


以上。

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