GOYG ~ジャイアンツを応援しながら野球通になれるよう頑張ってます~

ジャイアンツファンのブログ。考察記録を残して野球観戦の経験値を上げようと奮闘中。

終始慌ただしい試合を落とす

ヤクルト6x-5巨人(神宮球場)2020.07.25

 

開始前から終盤まで色々ありすぎた試合、前日に引き続きまたも追いつく展開となるが、それまで2回防いできた満塁のピンチを最後に防ぎきれず敗戦。消耗戦の末の痛すぎる結末だった。

 

試合の話の前に判明している選手のコンディションをおさらい。

サンチェスが試合前に右肩痛を訴え、結局抹消する方向になる。パーラは右腰痛でベンチ外。抹消するかは未定。大城も実はコンディション不良らしい。

救援陣では大竹は2連投中、宮國は前日にロングリリーフをし、中川は2イニング投げている。

後から分かったものもあるけれど、これらの条件下で試合を進めていかなければならなかった。

それでいて今村の代わりに上げたのが松原だったので、サンチェスの先発回避は公示締切の後、メンバー表交換の前の段階で発覚したのだろう。

 

代理先発は澤村。初回にいきなり青木にツーランを浴びて不安にさせる出だしだったけれど、結局失点はその2点のみ。4回に降板する際のピンチも、炭谷のバント処理ミスで傷口を拡げられた部分があるので、総じて良く投げていたと思う。

球速は控えめで、制球とスタミナを意識していたようで、いつもよりはまとまりがあった。代わりにスプリットが落ちたり落ちなかったり叩きつけたり不安定で、いつもより腕を振っていない分感覚が狂ったのかもしれない。

 

4回に澤村が残したランナーを託されたのが大江で、一死満塁のピンチを背負う場面で坂口との対戦となった。サイド転向してから短期間で目まぐるしく状況が変わる中、21歳の左腕はこの退路の無い状況をダブルプレーという最高の結果で切り抜けた。

けれども回を跨いだ5回裏、山田、青木に連続四球で無死1・2塁のピンチを背負う。4番村上を三振に討ち取るも、続く山崎にライト前へ運ばれてしまう。それだけなら1失点で済んだだろうけど、ライトの亀井が送球を焦って打球を後逸してしまい、1塁走者までホームに返してしまった。1-2と緊急事態の割に緊迫した試合を維持していたけど、ベテランの痛恨のエラーが水を差してしまう。

 

1-4になってこのままズルズル離されていくのかなと思っていたら、直後の6回に丸が小川からこの試合2本目のアーチを放って2-4。2回以降小川からランナーを出せていなかったので流れを引き戻す貴重な一発だった。

その裏3番手の堀岡が先頭の廣岡に1発を浴び、さらに満塁のピンチにまで至るも何とか踏ん張り2-5で6回を乗り切る。

 

7回以降は巨人の反撃ムード。裏の守備は鍵谷と高梨が無失点に抑え、表の攻撃ではウィーラーさん、尚輝にソロホームランが飛び出して、1点差に詰め寄り、9回に陽の犠牲フライでとうとう同点に追いつく。

その後松原のプロ初安打で一死2・3塁と逆転のチャンスまで作るも、後続が返せず5-5のまま9回裏を迎える。

 

青木、村上、山崎と左が続く打順だったので、前日8球しか投げていない高木が登板するかなと思っていたら中川が登場。酷使とも受け取れるけど、ここまで来たら勝ち切るという執念の現れだろうか。

その中川に対し、先頭の青木は良い当たりを放つもセンター正面、背走で追いつけなくない飛距離だったのでワンアウト、と思ったら守っていた松原がグラブから弾いてしまい、いきなり無死二塁のピンチを作り出してしまう。そもそも何で陽じゃなくて松原がセンターやってるのか疑問が残る。

その後敬遠策やバントで満塁のピンチを背負い、代打川端に内野の間を抜かれてサヨナラ負け。試合前のアクシデントからリリーフ陣が踏ん張っていたと思うけど、要所で守備が足を引っ張ってしまって痛い敗戦となった。

 

1敗しただけに過ぎないけれど、明日以降の戦いに不安要素が残りまくっている。

9回裏は岸田がマスクを被っていたが、それは表で炭谷に代打陽が送られていたためで、そこで大城が使われなかったあたり、コンディション不良の具合に察するものがある。パーラもベンチ外なので一気に左打者不足が深刻化。

桜井の調子は下り坂のように見えるので、次の試合先発として全うできるのか、もしまたブルペンデーになったとしてリリーフ陣は踏ん張れるのか、無理をしてまた怪我人が増えないかなど、心配は尽きない。

次のヤクルト先発は高梨で、奇しくも2週間前と同じ顔合わせとなる。今度は桜井の方が長くマウンドに居座るピッチングでチームの危機を救ってほしい。

 

 

以上

ブログランキング・にほんブログ村へ