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高田移籍で見る2010年代イースタンリーグタイトルホルダー

高梨加入と同時にプロスペクトの高田が楽天へと移籍。
高田といえばイースタン3冠の輝かしいタイトルがあるので、2010年代のイースタンリーグのタイトルホルダーを眺めながらこの件を考えてみたい。

  最優秀防御率 最多勝 最高勝率
2010 糸数(日) 2.81 木谷(楽) 9 糸数(日) .600
2011 吉川(日) 1.64 吉川(日)野上(西) 9 吉川(日) .750
2012 岸(巨) 2.36 永井(楽) 10 菊池(楽) .778
2013 上園(楽) 2.54 藤原(西) 11 今村(巨) .769
2014 阿南(巨) 2.76 小石(西) 10 大嶺(ロ) .778
2015 木村(ロ) 2.07 誠(西) 12 木村(ロ) .818
2016 江柄子(巨) 2.15 イ・デウン(ロ) 10 江柄子(巨) .818
2017 吉田(日) 2.21 今村(巨) 9 今村(巨) .692
2018 高田(巨) 2.69 高田(巨) 11 高田(巨) .846
2019 中川(D) 2.25 中川(D) 11 藤平(楽) .818

高田の成績を軸に見てみると、過去10年での勝率は最高値を付けており、3冠は他には2011年の吉川光夫しかいない。その吉川光夫は翌年一軍で最優秀防御率を獲得している。しかし2011年の時点で防御率が1.64とずば抜けていた事と、2012年といえば飛ばない統一球でピッチャー優位の年だったので、高田が移籍後即活躍するかというと疑問符が付く。

他のタイトルホルダーの面々を見ると、タイトル獲得が一線級の実力を確約するものでない事も伺えてしまう。

 

巨人は高卒投手は2年目までに芽を出さないと見切られる傾向(怪我は除く)がありそうだと以前の記事で言及したけれど、高田もその見切りラインに乗ってしまっていたと思う。

山口俊の人的補償で当時高卒4年目の平良がDeNAへ移籍したが、その後も移籍先でチャンスを与えられ続け、今シーズンはローテの一角を担うまでに成長している。平良が巨人にい続けたとして、ここまで日の目を見れていたかどうか。

同じように高田も楽天の方がチャンスを貰えて、その才能を開花させられるんじゃないだろうか。(オフに海外武者修行に行っていた境遇も平良と重なる)

 

ついでに打者のイースタンリーグタイトルホルダーもまとめたので下記に掲載。

  首位打者 本塁打王 打点王
2010 森岡(ヤ) .324 筒香(湘) 26 筒香(湘) 88
2011 銀次(楽) .345 筒香(横) 14 中川(楽) 63
2012 隠善(巨) .327 鵜久森(日) 12 中井(巨) 48
2013 荒木(ヤ) .337 中川(楽) 15 中川(楽) 71
2014 高濱(ロ) .335 山川(西) 21 青松(ロ) 69
2015 青松(ロ) .298 青松(ロ) 15 細谷(ロ) 62
2016 井上(ロ) .342 山川(西) 22 岡本(巨) 74
2017 高濱(日) .295 内田(楽)森山(日) 18 内田(楽) 66
2018 石川(巨) .336 和田(巨) 18 和田(巨) 87
2019 山下(巨) .332 安田(ロ) 19 安田(ロ) 82

こちらは筒香、銀次、山川、岡本、井上など後にチームの主力となる選手が結構見つかる。先発投手と違って野手は連日試合に出場できるし、本塁打や打点なんかは1試合でいくつも稼げる数字なので、1軍と行ったり来たりの有望株でもタイトルを取る事は可能なはずだ。なので野手のタイトルホルダー達にはある程度主戦力になると見込んでも良いのかもしれない。

ここ3年は内田、和田、安田と本塁打・打点の二冠王が続いている。ここから次代の主力が誕生するのだろうか。特に昨年楽天に移籍した和田については新天地でのブレイクを心待ちにしている。

 

以上。

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